Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
おれはまだ恐怖王のほんとうのおそろしさを見せていないのだ。ゆだんをしたら、とんでもないことになるぜ。
だが、『星の宝冠』はもうあきらめた。やりそこなったら、すっぱりあきらめて、ほかの、もっと大きなえものをねらうのが、おれのやりかただ。そこで、こんどは、おれがなにをねらうとおもうね。ウフフフフ……、いくら名探偵の明智先生でも、こればっかりはあてられまい。世間をあっといわせてみせるよ。いや、世間よりも明智先生をあっといわせたいね。こんどは道化仮面のようなやさしいものじゃないぜ。おそろしい仮面だ。東京じゅうが、ふるえあがるような恐怖の仮面だ。」
それをきくと、明智探偵は笑いだしました。
「ハハハハ、電話で挑戦というわけだね。よろしい。いつでも挑戦におうずるよ。このあいだの汽船では、きみの部下がおおぜいいたので、『星の宝冠』を取りもどすだけでがまんしたが、こんどこそ、きみをとらえてみせるぞ。きみこそ、ようじんするがいい。」
「ウフフフフ……、おもしろくなってきたね。明智大探偵対仮面の恐怖王か。巨人対怪人というやつだね。それじゃ、そのときまで、明智先生、からだをだいじにしたまえ。