Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

そのためにうしろにいた人たちがころんでしまい、こどものなき声、女の人たちのひめいで、なんともいえないさわぎです。

木下、宮島の二少年もその中にいましたが、いくら少年探偵団でも、この怪物にであっては、どうすることもできません。ただ、さわぎをながめているばかりです。

黄金仮面は客席をつっきると、おもてへは出ないで、二階の見物席への階段をかけのぼり、二階のおもてがわの窓をやぶって、ひさし屋根に出ました。

おもての道路は、逃げだした見物人たちと通りがかりの人たちで、いっぱいになり、自動車が何台も動けなくなっているのです。

黄金仮面はその群衆を見おろして、あの三日月形の口でニヤニヤと笑いました。そして、ひさし屋根の一方のすみまでいくと、そこにさがって来ている大屋根のはしに手をかけ、ヒラリととびのって、いまにもすべりおちそうな大屋根の上を金色のトカゲのように、はいあがっていくのです。

ふたりのおまわりさんは窓のそとに出て、ひさし屋根まで来ましたが、とても大屋根へはのぼれません。黄金仮面はかるわざ師のように身がかるいので、ふつうの人間に、そのまねができるはずはないのです。