Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

……あばよ。」

そういったかとおもうと、明智にばけた怪人は、ヒラリと入口の下のはしごにとびおり、バタンと、あげぶたをおろして、下からカチンと錠をかけてしまいました。そのために、まえもって、あげぶたに錠がとりつけてあったのです。

小林少年は、

「あっ。」

と、さけんで、あげぶたのところへかけつけ、両手でそれをあげようとしましたが、びくとも動くものではありません。

「みんな、てつだってくれ。この板戸をやぶるんだ。」

そこで、みんなが、あげぶたの板戸のまわりに集まって、たたいたり、けったりして、それをやぶろうとしましたが、ひじょうにあつい板でできた、がんじょうな戸ですから、とても、やぶるみこみがないことがわかりました。

それに、たとえ、このあげぶたをやぶったとしても、あいては、どこかにかくれて、ようすを見ているかもしれません。それよりも、このままじっとしていて、あいてをあっといわせるような、うまい計略はないものでしょうか。

小林君はうでぐみをして、じっと考えていましたが、しばらくすると、はっとなにかに気づいたように、目をかがやかせました。

「あっ、いいことがある。