Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

ひとりの警官は、五人の少年をひきつれて、建物のよこを、うら口のほうへ、すすんでいきましたが、むこうのほうから、ひとりのおとなが歩いて来るので、もしや恐怖王ではないかと、サッと懐中電灯をむけました。しかし、それは、あやしいやつではなくて、いままで、うら口の番をしていた、もうひとりの警官でした。警官は三人来ていて、そのひとりは、ずっと、うら口にがんばっていたのです。

そこで、こちらの警官は仏像にばけた恐怖王が逃げたことをはなし、あやしいやつを見なかったかと、たずねましたが、なにも見なかったという答えでした。

さあ、わからなくなってきました。いったい、あいつは、どこへ、すがたをくらましたのでしょう。

そのとき、小林君が懐中電灯をふりながら、かけつけてきました。

「へいをのりこして、逃げたものも、ないそうです。少年探偵団員とチンピラ隊の残りのものがへいをとりかこんで、見はりをしていましたから、見のがすはずはありません。あいつは、きっと、まだ庭の中にいるのです。」

小林君は、そこで、いきなり、声をひそめて、ひとりのおまわりさんの耳に、なにごとか、ささやきました。