Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
」
おまわりさんが、のんきらしく、そんなことをいいました。
しかし、あいては魔法使いの恐怖王です。ほんとうにだいじょうぶなのでしょうか。
そのとき、少年たちのうちにまじっていた、あのちっちゃなポケット小僧が小林少年のそばによって、なにかささやきました。
「あっ、そうだ、そうかもしれない。」
小林君もすぐにそれに気づいて、おまわりさんに話しかけました。
「たいへんです。あいつは、空がとべるんですよ。ほら、あいつは、いつか京都の三十三間堂のそばの木のてっぺんから、空へとんでいったじゃありませんか。それから、ついこのあいだは、クイーン映画館の屋根から、夜の空へ、とんでいきました。あいつは、空をとべるのですよ。」
小林君にいわれて、警官たちも、やっと、そこに気がつきました。ああ、空をとぶあいてにかかっては、どうすることもできません。
それなら、あいつが、とびたたないまえに、木のぼりをして、つかまえればいいようなものですが、とても恐怖王みたいに、木のぼりができるものではありません。枝もなにもない太い幹を、あんなにスルスルのぼるなんて思いもよらないことです。
警官たちは、「ちくしょうっ。