Japanische Klassiker mit Furigana
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なにがわたしをこうさせたか
何が私をこうさせたか
金子 ふみ子
Lesen Sie 何が私をこうさせたか (なにがわたしをこうさせたか) von 金子 ふみ子 (かねこふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 191.571 Zeichen · 383 Bildschirme
私は勇気を出してもう一度訴えてみた。
「だって私、無理に復習なんかしなくても立派に読めるんですもの、私、もっと難かしい、そしてもっと面白い本が読みたいの……」
この願いはもちろん斥けられた。
「生意気なことをお言いでない。本は学校の本だけでたくさんだ」
これが祖母たちの絶対命令であった。そして私は、それを守らなければならなかった。で、私は、初めのうちこそは諦めて復習もして見たがどうしても馬鹿らしくてたまらないので、やがては、人形をつくったり、鞠をついたりして遊ぶようになった。そして、同じ遊ぶくらいなら外に出て遊びたいと願うようになった。が、そうするとまた叱られるにきまっているので、本やノートをひろげて復習でもしているような風をして、内緒で遊ぶことにした。ところが、祖母はやがてそれに気づいたらしかった。祖母は時たまそうっと忍び足でやって来て、いきなり部屋の障子を開けた。その時、無論私は大抵遊んでいた。そしてひどく叱られた。
そうしたことが四、五度も続いた。そして私はとうとう、勉強時間を取りあげられてしまった。
これは私にとって後にも先にもない大失策だったのは言うまでもない。