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Japanische Klassiker mit Furigana

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ひかりあういのち

光り合ういのち

倉田 百三

Lesen Sie 光り合ういのち (ひかりあういのち) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 130.439 Zeichen · 263 Bildschirme

Aozora Bunko

間もなく座敷牢の中に入れて置かねばならなくなった。伯父さんは詩人肌の寒山拾得のような風貌の人だったが、これも監視をつけねばならなくなった。しかし私はこの二人とも、どうも好きであり、敬意を抱いていた。

長兄が一番常人で軍医であった。一家はこの長兄を柱として支えられていた。

ところが日露戦争が起って、この長兄は戦死した。町葬で庄原始まっての賑やかな葬式であった。

が西村家にとってはこれが艱難の初めであった。恭一君のお父さんは年老って、美しく枯れた、実に気品ある人であった。がその漢方的医術ではもう時代と合わなかった。しかし恭一君はまだ子供なので、恭一君の一人前になるまで、老父が仲継ぎするよりなかった。

患者は減り、家つきの田畑が食いつぶされた。

恭一君は美しい心情の持主であった。竹を割ったような綺麗な腹の中に、あふれる人情を持っていた。私の幼な友だちの中では第一等の人物である。

川をさらって魚をとったり、山から草をとって来て植えたり、画を描くことが好きだった。学校は秀才ではなかったが、自ずと人の上に立つ資質があり、親切と犠牲心とに富んでいた。そして自分の快楽というものを思うことが少なかった。