Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
かめ「そうか、墓参りでもしてやらなければ冥利が悪いから、度々してやんなよ、圓次も浮ばれやしないのサ」
多「誠に気の毒な事でがんす、私も種々訳を話して幸右衞門どんの母様に謝りやしたら、なに皆な定まる事だ、因果と云うものがあるのだから心配しねえが宜いと云われるだけ、私は気の毒で堪りましねえ」
かめ「誰も居ないから話をするが、圓次郎はお前が殺して、荷を盗んで城下へでも売ろうと云う考えでやったろうな」
多「ヘエ、フウ、どうも魂消やんしたなア、お母さん、他の事とは違いやす、私圓次を殺したと誰そんな事を云いやんした」
かめ「誰も云いやアしないが、天知る地知るの道理、皆な罰だ、お前のいう事が皆間違っているから、宜く考えて見な、此の間帰った時何と云った、馬を私が引けば動かず、圓次郎が引けば動くと云ったじゃないか、引き慣れた馬をお前が引けば動かなくって、圓次郎が引いて歩くと云うような間違った話があるものか、大方お前が圓次を殺して、御膳籠に一杯ある荷を盗み、人知れず売ってしまって、小遣にでも仕ようと云う了簡で遣った所、露顕するのを恐れ、旨く拵え事をして圓次どんの所へ荷を返した