Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
のと覚えもねえ事を廉に取って、離縁を取るべえとするか、お父さんの遺言を汝忘れたか、従弟同士で夫婦になれば家の治りもつくだから、苟めに私の遺恨をんで夫婦別れをするようなことがあると、草葉の蔭から勘当するぞと言わしったことを忘れて、己を突き出すべいとして、夫婦らしくもねえと言うのは、そりゃア己が方でいう言葉だ、汝の方で振付けて居るのじゃないか」
かめ「大層亭主振った利いた風な事を言うな、何の働が有ってそんな亭主振ったことをいう、本当に生意気だよ、高慢な事をいうな、親不孝め」
といいながら傍に有った粗朶を取上げ、ピシリと打たれるはずみに多助は「アッ」といいさま囲炉裏の端へ倒れる処を、おかめは腕を延ばし、髻を取って引ずり倒しながら、続け打に打擲を致している処へ、此の家の奉公人、忠義者の五八が見兼ねましたゆえ飛んで来て中へ割って入り、
五「お内儀さん呆れたものだ、謂れもないに何に仕やす」
かめ「多助の事というと出て来やがるよ、お前の知った事じゃねえ、引込んでいな」
五「己今聞いて居れば何だとえ、多助さんが圓次を殺し、荷を取って城下へ売ろうとしたとえ、多助さんは人を殺す