Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
雲が出て来て、心の月にかゝりますと暗くなります、アヽ欲いものだと思うばかりならいゝが、何うかして彼奴を殺して奪りたいと思えばボツリ/\と雨が降って来て真闇になり、又気が附いてあゝ悪い事をした、斯様な事はふッつりと思うまいと思えば煩悩の雲がすうッと切れますると、光々とした月になります。又向うに駒下駄の音がして赤縮緬の褌が見えると、助平の雲が出て来る、彼れは何者だろう、お嬢様か娘か、彼れを口説いて見ようか、口説いても肯かないといけないから、何処か淋しい所で押顛がしてやろうかと思えば夕立ちで、ガラ/\/\と雷になる。あゝ悪い事をした、止しましょうと気が付けば元のような良い月夜になる、又向の鰻屋でバタ/\と鰻を焼く音がすると、あゝ彼れを食いたいものだと思うと、意地の穢い雲が出て来る、それを気が付けば元のようになるが、其の雲の掛らんようにするには智慧という風でなければなりません、雲がかゝって来た時、ドッコイと智慧という風で吹散らしてしまうようにしなければいけません「浮雲を払い出でたる秋風を松に残して月を見るかな」という歌があります、これは左様なる事に詠んだ