Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

かめ「実はお知らせ申したいと思って居りましたが、これが表向きの祝儀という訳ではなし、一旦極りを付けてから、お話をしようと思って居りましたが、婿を取ると申す訳は、先月多助が出てから、女世帯ですから、どうか婿を取りたいと思って居りますと、此処においでの丹三さんは御病身で、お屋敷奉公は出来ないという処から、お上へ願ってお聞済になり、名主様のお口入れでありまして、年頃もよし、おえいは江戸表からの知己でもあり、丁度宜しいから、お武家様から百姓の家へ養子に来て下さるのは有難い事で、誠に斯様な身に取って有難い事はありませんから、取極めました、実は貴方の所へお話がしたいと思って居りましたが、誠に急な事になりまして、ほんの内祝言をして、後で貴方の所へお話しようと思っておりましたが、今丁度貴方がお出でなすって下すったから、何うかこれへお坐りなすって下さい」

太「はい、そりゃア承わりたいもんだ、おえいには多助という亭主があるのに、何ういう訳で婿を取りやすえ」

かめ「多助々々と仰しゃいますが、彼は親を捨てゝ家を出るような奴ですから、仮令帰って来ても私の血統だけに世間様へ対して入れられませんから、おえいに婿を取る