Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

と名主も辞に支えて仕様がありません。何と云っても理の当然ですから名主も返す辞がなく困っていると原丹治が見かねましたから、それへ出て、太左衞門より少し座を下って坐りまして、

丹「太左衞門殿私もとんと心附かなかった、お前の方にはお話があった事と心得、名主様も御繁多でもあり、殊に小前といえば子のように思って居る所から、お前の方へは後で話をする積りであったかも知れん、お龜がお話をせんと言うのは重々悪いが、彼は女の事で其の辺に心附かず、実に申訳がない、お前の言うのは理の当然だが、此の婚礼が破談に成っては何も知らないおえいや丹三郎が可哀そうだ、お前が承知さえしてくれゝば実に此の上もない目出たい事だから、どうか勘弁してやってくれ、此の通り丹治が首を下げてお詫を致す」

太「これは恐入りやす、マア頭をお上げなさい、至極御尤もな訳でがんすが、又御城中のお侍が百姓に手をついてお詫をする訳はねえが、道に背くからお詫言をなさるんで、道に背いた事はどうしても通せねえ、貴方が何と言っても亡った角右衞門の前へ対して、此の婚礼は出来ねえ、又何も知らねえおえいや丹三郎が不憫だと仰しゃれば些申したい