Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
貴方の甥の多助でがんすよ」
といわれて、おかめは顔色変え、
かめ「えゝ多助どのか、面目ない/\/\」
と云いながら思わず識らず縁台から下へ落ち、大地に両手を突いてパラ/\/\と涙を流しまするを見て、
多「叔母さん、面目ねえという事が分りましたかえ、情ねえ、あんたもマア元は八百石取のお侍の家に生れ、お嬢さまとも云われた身が、若い時分から心掛けが悪く若侍と不義をし家を駆出し、縁あって子供が出来たが、其の男が死んだ後、縁とは云いながら私が八歳の時に貰われて往った養父鹽原角右衞門様の後添となり、仮にも一旦親子となる中に、父様が不図江戸から連れて戻ったお前の実の娘おえいを、父様が血統の従兄弟同志ゆえ夫婦にしたら睦ましかろう、此様な芽出てい事はねえって、死ぬる臨終に枕元でおえいと婚礼の盃をしたに、貴方は死んだ父様のお遺言を忘れ、四十に近い身を持ちながら、原丹治と密通をするのみならず、私という亭主のあるおえいを勧め、丹治の忰丹三郎と密通をさせ、実に畜生とも何とも云いようのない行いではがんせんかえ、あの時に私がこれを荒立てれば血で血を洗うようなもの、詰り家の恥になりやすから、鹽原の家名に疵を附けめえと思い、堪えていると、二十歳にもなる