Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
時の品とて拵えて置いた縫模様の振袖は多助に話をして、当日だけは着せて遣りたいと云う。多助は袴羽織でお花は縫模様の振袖と大和錦の帯を締め、髪は文金の高髷にふさ/\と結いまして、少し白粉も濃く粧けまして、和平夫婦が三々九度の盃を手に取上げる折から、表の方から半合羽を著て、今河岸の船から上って来たという様子で這入ってまいりましたのは、炭の荷主で、飛駒村の吉田八右衞門でございます。
八「はい、御免なさい、誠に無沙汰しやした、和平どんも此方かね」
和「これは何うもお珍らしい、当家も芽出度い事がありまして参って居ります」
八「店出しをするという事を聞いたから、炭荷を送らなければ多助さんに嘘をついたようだから、何うか送りてえと思って居たが、中々千両の炭が集まらねえのを、漸々集めて、十三艘の船へ積んで河岸へ持って来たが、川が狭えから桟橋が邪魔になって仕様がねえ」
多「はアどうも有難うがんす、私が家は今日婚礼でがんすから、マア上って倶に一盃あがっておくんなせえ」
八「婚礼処じゃねえ、炭を揚げなくっちゃア他の舟の邪魔になって仕様がねえ、炭を揚げてから婚礼を仕なせえ」