Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
途で、親子連の胡麻の灰のために勾引かされた娘だが、それを何うしてお前さんは娘にしたか其の次第を承わりていもんだ」
かく「どうもマア思い掛けない事をおいいなさる、勾引かされたか何だかそんな事は知りません」
角「お前さん惚けたって無益だよ、おかめ此処へ来て一寸お目にかゝれ」
と云われ、怖々ながら出て来るおかめとおえいは、角右衞門が居るから大きに気丈夫に思い、おかめはズッと進み出て、
かめ「おい、おかくさんとやら、お前忘れはしまい、十三年あと鴻の巣の田本で中食をした時お前さんと道連になり、やれこれ云っておえいを可愛がり、それから駕籠へ乗せて来ると、保泉の原中で此のおえいを攫い、よくも此の年月娘にして居なすったよ」
と云われ、
かく「おや、おかみさん、どうもマア」
と云ったが、実母のおかめが此の家にいるとは思いがけない事ゆえ、流石のおかくも仰天して、言う事も前後致し、おど/\しながら、
かく「誠に何うもマアおかみさん、思がけない処でお目に懸りました、あなたは何ういう訳で此方にいらっしゃいますか」
角「これにはいろ/\訳があって、今は私が嚊に持って居りやすよ、それから火事場でもってからに母親にはぐれておっ死のうとする