Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
うち、ずる/\とおえいを仁助が引ずりながら脇道へ入り込む。
えい「アレー人殺し/\」
と云っても田舎の事ゆえ、助ける者は一人もなく、所へ通りかゝりましたは土岐伊豫守様の御家来原丹治同丹三郎という親子の侍、湯治に参りまして帰り掛けに、先程から女の声で人殺しと云うは何事なるかと急いで来て見ると、雨の中で打合が始まり、大の男が女を捕えて蹂躙ります様子が烈しいゆえ、見兼て丹治殿が突然女を連れて逃げようとする仁助の横鬢を打つ、打たれて仁助は踉ける途端、前足を挙げてはたと蹴られて尻餅をつく、又小平が向って来るやつを扇子を以てトーンと頭を打ちましたから、両人は呆気に取られて居ります。
丹治「狼藉者、女を捕えて何をする」
かめ「お蔭様で助かります、娘を勾引かそうとする悪い奴でございます、どうか殿様お助け下さいまし」
小「殿様は何も知らねえからだ、あゝ痛え、滅法に頭を打たれた、殿様此の阿魔女は私の妹ですが、勾引かして江戸から此の沼田の下新田まで連れて来た事を知り、母親と二人で掛合に来やしたら、土地の者には叶わねえ、大勢万ぜい寄りたかって私共に赤恥をかゝせて帰そうとするから、腹が立って堪らねえ、私が妹を私が連れて行くに何も不思議はねえ」