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Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

此の手紙を持って居やんす」

えい「多助さん、お前さんが今朝衣物を着換える時袂から落ちたから、私がお母さんにお目にかけたのだが、お前さんもあんまりだねえ、私もこうやってお前さんと夫婦にはなって居るものゝ、今日までろくに口もきかないが、其様なに私が気に入らなければ、お母さんに話を附けて貰って離縁状を書いて下さいよ」

かめ「おえいは私には只た一人の可愛いゝ娘、其の連添う夫に私通をされては世間へ対して外聞が悪いから、世間へ知れない内、只た今おえいに離縁状を書いて渡して遣っておくれよ」

多「お母さん、何うぞ御免なすって下せいまし、仮令書いたものがありやしても知りやせん、私お作と私通アした覚えは何処までもがんせん、又おえいに離縁状を出すことは出来やせん」

丹治「これ/\多助、何もそんなにしらを切る事はない、此方には書いた物という慥かな証拠があって母が云うのだ、又男の働きで一人や二人の女をこしらえるのは当前だから、くッついたらくッついたと云う方が宜しいわナ」

多「宜も悪いも私些とも覚えはがんせん」

かめ「書いた物が何よりの証拠だに、お前が幾許知らないと云っても無益だよ、これから分家へ往って話をするから一緒においで」