Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
かめ「それ程義理を知って居ながら、何故分家のお作と淫事をしたよ、ぐず/\して居てじれっていな」
と云いながら、有合せた細い粗朶で多助の膝をピシイリ/\と打ちますから、多助は泣きながら、
多「御免なすって下せえまし」
と言うを耳にも掛けず、これでも言わねえか/\と二つ三つ続け打に打たれて、多助は心の中で、情ないとは思いながらもしおらしく、
多「お母さん、何うぞ堪忍しておくんなんし」
と下から出れば附け上り、おえいも共にまくり立て多助にくって掛る所へ、這入って来たのは此の家の分家の太左衞門で、此の様子を見兼ましたから、つか/\とおかめの傍へまいり、
太「まア待たんしよ、何だ多助、まア/\私が来たから待っておくんなんし、やい多助、汝大え形をして母様に折檻されるという様な馬鹿なことが有るか、母様どういう訳だか知んねえが、まア待ってお呉んなんし」
かめ「おや、お前さんがお出でなさろうとは思いませんでした、ほんの家内だけの事ですが、余り私も腹が立ちますからつい暴いことをしましたが、今お前さんの所へ往こうかと思って居る所へ、あの御城内の原さんがいらっしゃって」