Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
というのは、富三は母親ふさの継子であって、富三の腹ちがいの弟に、家の財産を譲りたいために(父親は数年前に亡くなりました)富三を山奥に連れていって殺し、栄吉が金を持って逃げだしたと聞いて、富三も金を持ちだしたように言いふらしたにちがいない、と推定したのであります。
ですから、警官は富三の継母ふさを警察署へ拘引してきびしく尋問しました。その結果、どうでしょう、継母ふさは、富三を殺したことを白状したそうであります。
小田刑事はこの継母ふさの従兄妹に当たるそうですから、継母に会って話した結果、ふさは絶対に富三を殺したのではなく、義理のために白状したのだと信じて自分で取り調べようかとも思われたのですが、職掌上面白くないから、俊夫君に事件の捜査を依頼に来られたのであります。
「承知いたしました。面白そうな事件ですね」
と、俊夫君は、小田さんの話を聞き終わって、快く申しました。
「何よりもまずその死体を見なければなりません。これからすぐ出かけますから、どうか案内してください」
間もなく私たち三人は汽車に乗ってF町へ来ました。警察署へ入ると、小田さんは、
「俊夫君、おふささんに会ってくれるか?」