Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
Pのおじさんすなわち警視庁の小田刑事も待ち兼ねられたと見えて、度々電話で肉付けの模様を尋ねてこられましたけれど、私はただ「もう少しお待ちください」と返事するよりほかありませんでした。
俊夫君が製作室へこもってから二日目の夜のことです。俊夫君は、昼間の疲労でぐっすり寝入りましたが、私は一日じゅう為すこともなく暮らしましたため、熟睡することができませんでした。でも十二時少し過ぎに、やっと寝ついて、うとうとしたかと思うと、ふと、私は製作室の中でコトリという音がしたのに眼をさましました。
しばらく耳を澄ましておりますと、どうも、鼠ではないようですから、むくりと起き上がって、しのび足で製作室の扉の方へ近よってゆきますと、やがて、製作室の中の音はやんで、その代わりに、地面を走ってゆくような、どさどさという足音が聞こえました。私ははっと思って、俊夫君を揺り起こしました。
「俊夫君、起きたまえ、製作室へ誰か入ったようだ!」
俊夫君はがばと起き上がり、すぐさま鍵を持ってきて、製作室の扉をあけ、入口に備えてあるスイッチをひねると、製作室はぱっと明るくなりましたが、中は綺麗に片づいていて、どこにも頭蓋骨らしいものは置いてありませんでした。