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Japanische Klassiker mit Furigana

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こさかいふぼくしゅうはしがき

少年科学探偵

小酒井 不木

Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

科学者は誰人も探偵小説によりて利益を得ることは言うまでもないが、医者はことに探偵小説と縁の深いものである。なかんずく犯罪の心理を研究する精神病学や犯罪を鑑定する法医学のごときこれである。否、探偵小説はこれらの方面をよく研究しなければならない。

フリーマンの探偵小説は、ソーンダイク博士という法医学者が中心となっている。この博士は犯罪の検索にいつも必要の際に顕微鏡を応用している。超科学的なことを加味した探偵小説は、私は実は好まないのである。内容はあくまで科学的であってほしい。ル・キューなどの小説には時折いまだ知られてない恐ろしい黴菌のことなどが書かれてあるが、黴菌のことを知らない読者は本当にして面白く読むが、かかる小説はどうも興味を減らす虞がある。いっそ科学の発達しない時代のことならそのつもりで読むから面白い。

綺堂氏の「半七捕物帳」や「半七聞書帳」などは、私は好きである。現代の小説は、あくまで現代の科学に立脚してほしいのである。私は文芸に関しては門外漢であるが、これが門外漢たる私の探偵小説に対する注文である。少し生物学や化学などを研究したなら、探偵小説の題材となることはいくらでもあるだろうと思われる。