Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
彼はその土瓶を高く振りあげたかと思うと、中のお茶を竹内目がけてぱっとぶっかけました。……「あっ」と言ったのは竹内ではなくて木村さんでした。その声があまりに大きかったので、中の男たちは、一斉に私たちの方を向きました。
その瞬間、俊夫君は呼子笛を取りだして「ピー」と一声鳴らしました。すると実験室の電灯がさっと消えて家の外も中も、真っ暗闇に包まれてしまいました。
それから先、何事が起こったかは読者諸君の想像に任せます。悪漢のうちのある者は家の中で、ある者は逃げだしたところを、はげしい格闘の後、張り込みの警官たちの手で捕縛されました。私も人々の間にまじって一臂の力を揮い一人の悪漢を捩じあげましたが、よく見るとそれは皮肉にも竹内だったのです。
約三十分の後、総計八人の悪漢は護送自動車の中に積みこまれました。小田刑事はうれしそうな顔をして、
「俊夫君どうも有り難う。この中には、警視庁で数年来行方を捜していた、稀代の貴金属盗賊がいるよ。いずれゆっくりお礼にゆく。君たちは、あそこの自動車で帰ってくれたまえ」
と言いながら、護送自動車に乗って去りました。
木村さんは白金を溶かした「お茶」