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Japanische Klassiker mit Furigana

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やまのじんせい

山の人生

柳田 国男

Lesen Sie 山の人生 (やまのじんせい) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.022 Zeichen · 226 Bildschirme

Aozora Bunko

香美郡にもあり(『土佐海』続編)。

土佐では山人を一般に山爺と呼んでいる。一本足でおまけに眼も一つだと信じ、これにあったという人さえあった。紀州熊野の深山でも、一たたら、または一本踏鞴などと伝え、かつて勇士に退治せられた話がある。その他の府県でも、山に一本足の怪物がいるという説は多いが、単に雪の上の足跡から、推測しうべきことではもちろんなかった。すなわち実験以前から、そういう言い伝えがすでにあったので、誤信ながらもそれにはまた、別途の説明があったのである。

また雪の上ではなくとも、足跡の不思議は久しい以前から、我々の祖先を驚かしていた。信州戸隠でも大雨ののち、畑などの土に二三尺の足跡のあるのをたびたび見たといい、越後の苗場山でも雨後に山上に登れば、長さ尺余の足跡を見ることがあると、『越後野志』巻六に書いている。播州揖保郡黒崎の荒神山に、萩原孫三郎の墓と伝うる古塚があって、石の祠が安置してあった。嘉永の初年とかに、或る人この辺を拓いて畑としたところが、一夜の中に踏荒して大きな人の足跡があった。そうしてその家は全家発狂してしまったと、『西讃府志』巻五十一に書いている。