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Japanische Klassiker mit Furigana

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やまのじんせい

山の人生

柳田 国男

Lesen Sie 山の人生 (やまのじんせい) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.022 Zeichen · 226 Bildschirme

Aozora Bunko

と題する一書は、この類の珍本のいくつかを合わせて覆刻している。『嘉津間答問』四巻附録一巻は、すなわち前にいう寅吉の談話筆記で、平田翁の手を経て世に公にせられたものであるが別にそれ以外に『幸安仙界物語』三巻、紀州和歌山の或る浄土寺の小僧が、白髪の老翁に導かれてしばしば名山に往来したという話であり、『仙界真語』一巻は、尾州の藩医柳田泰治の門人沢井才一郎という者が、遠州秋葉山に入って神になったという一条で、いずれも十七歳の青年の異常なる実験を、最も誠実に記述したものである。高山嘉津間の方は、七歳の時から上野の山下で薬を売る老人につれられ、時々常陸の或る山に往来していたと語っているが実際にいなくなったのは十四の歳の五月からで、十月ほどして還ってきていとも饒舌に霊界の事情を語っていた。遍く諸州を飛行したそうだが、本居は常陸の岩間山の頂上にあった。紛れもなく天狗山人の社会で方式にも教理にも修験道の香気が強かったが、あの時代の学者たちは一種の習合をもって自派の神道の闡明にこれを利用した。それでも不用意なる少年の語の中には、あまりなる口から出まかせがあって、指摘し得べき前後の矛盾さえ多かったのだが、それは記憶の誤りだろう隠すのだろう、或いは何か凡慮に及ばぬ仔細があるのだろうと、ことごとく善意に解しようとした跡がある。