Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんとしょうねんたんてい
怪人と少年探偵
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 36.648 Zeichen · 74 Bildschirme
「ワハハハハ……、明智君、しばらくだったなあ。いかにも、おれは二十面相だよ。そうでないといったって、君がしょうちするはずはない。君のことだから、おれの部下から、おれの正体をきき出しているにちがいない。だが、おれはまだ、きみにつかまるとはいっていないよ。きみはピストルをもっているが、それでおれをうつ気はない。血を見るのがきらいなのは、おれとおなじことだからね。さあ、そこをどきたまえ、おれはここからたちさるのだっ」
二十面相は、明智をつきのけるようにして、ドアのほうへすすみました。そして、へやをとびだそうとしたのですが、なにを見たのか、ギョッとして、たじたじと、あとずさりをしました。
ドアのそとから、ふたりの警官が、ヌーッと、はいってきました。ふたりとも、見あげるような大男です。
このふたりは、明智が野村みち子ちゃんを、ここへおくりとどけるおりに、いっしょについてきた警官でした。いざというときに、あらわれるために、明智のさしずで、ろうかにまちかまえていたのです。
それから恐ろしい、とっくみあいが、はじまりました。二十面相は、柔道三段のうでまえですから、なかなか、てごわい相手です。