Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

本名といわれると、ぼくも少しこまるのですが、新聞なんかでは、きみのことを怪人二十面相と呼んでいるようですね。」

明智は平然として、このおどろくべきことばを語りました。ああ、読者諸君、これがいったい、ほんとうのことでしょうか。盗賊が探偵を出むかえるなんて。探偵のほうでも、とっくに、それと知りながら、賊のさそいにのり、賊のお茶をよばれるなんて、そんなばかばかしいことがおこりうるものでしょうか。

「明智君、きみは、ぼくが想像していたとおりの方でしたよ。最初ぼくを見たときから気づいていて、気づいていながらぼくの招待に応じるなんて、シャーロック=ホームズにだってできない芸当です。ぼくはじつにゆかいですよ。なんて生きがいのある人生でしょう。ああ、この興奮の一時のために、ぼくは生きていてよかったと思うくらいですよ。」

辻野氏に化けた二十面相は、まるで明智探偵を崇拝しているかのようにいうのでした。しかし、ゆだんはできません。彼は国中を敵にまわしている大盗賊です。ほとんど死にものぐるいの冒険をくわだてているのです。そこには、それだけの用意がなくてはなりません。ごらんなさい。