Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
しかし、二十面相のやつは、なかなかゆだんがなくて、仲間入りをしたその日から、ぼくを家の中の仕事ばかりに使い、一歩も外へ出してくれませんでした。むろん、博物館の美術品をぬすみだす手段など、ぼくには少しもうちあけてくれなかったのです。
そして、とうとう、きょうになってしまいました。ぼくはある決心をして、午後になるのを待ちかまえていました。すると、午後二時ごろ、賊のかくれがの地下室の入り口があいて、人夫の服装をしたたくさんの部下のものが、手に手に貴重な美術品をかかえて、ドカドカとおりてきました。むろん博物館の盗難品です。
ぼくは地下室にるす番をしているあいだに、酒、さかなの用意をしておきました。そして帰ってきた部下と、ぼくといっしょに残っていた部下と、ぜんぶのものに祝杯をすすめました。そこで部下たちは、大事業の成功したうれしさに、むちゅうになって酒もりをはじめたのですが、やがて、三十分ほどもしますと、ひとりたおれ、ふたりたおれ、ついにはのこらず、気をうしなってたおれてしまいました。
なぜかとおっしゃるのですか。わかっているではありませんか。ぼくは賊の薬品室から麻酔剤をとりだして、あらかじめその酒の中へまぜておいたのです。