Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
「この家に、ふたりのインド人がいるはずですが……。」
と、口ごもらないではいられませんでした。
「ああ、あなた方は、もう、インド人のことまでご承知なのですか。ぼくはあいつらが、こんな悪人とは知らないで、部屋を貸していたのですが……。」
「すると、ふたりのインド人は、おたくの間借り人だったのですか。」
「そうなんです。しかし、まあ、こちらへおはいりください。くわしいお話をいたしましょう。」
紳士は、そういいながら、先に立って奥のほうへはいっていきますので、中村係長と、ふたりの警官とは、ふしんながらも、ともかくそのあとにしたがいました。
「ここです。ふたりともぶじに救うことができました。ぼくがもう一足おそかったら、かわいそうに命のないとこでした。」
紳士は、またもや、わけのわからぬことをいって、とある部屋のドアをひらくと、警官たちをまねきいれるのでした。
中村係長は紳士のあとについて、一歩、部屋の中にふみこんだかと思うと、意外の光景にハッとおどろかないではいられませんでした。
ごらんなさい。部屋のすみのベッドの中には、かどわかされた緑ちゃんが、スヤスヤとねむっているではありませんか。