Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
インド人のやつは、この、ちょっと考えるとひじょうに遠いという、人間の思いちがいを利用したのですよ。そして、そこにわけもなく地下道を作って、あの煙のように消えうせるという魔法を使ってみせたのです。
養源寺の墓地には、古い石塔の台石を持ちあげると、その下にポッカリ地下道の入り口があいていましたし、篠崎さんの庭のほうは、穴の上に厚い板をのせて、その板の上にいちめんに草のはえた土がおいてありました。ちょっと見たのでは、ほかの地面と少しもちがいがないのです。穴のある近所は、いろいろな木がしげっていて、うす暗いのですからね。なんとうまいカムフラージュじゃありませんか。
インド人は、墓地の中で消えうせたときには、この地下道から篠崎家へ逃げこみ、篠崎家の宝石をぬすんだときには、やっぱり、この道を通って、養源寺のほうへぬけてしまったのです。その両方の地面は、表がわは、まるでちがう町なんですからね、わかりっこありませんよ。ハハハ……、これがインド人の魔術の種あかしです。」
聞いているうちに、春木氏の顔に、ひじょうなおどろきの色がうかんできました。でも、しいてそれをおしかくすようにして、