Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
「ところが、そうできない理由があったのです。そのことはあとで説明しますよ。」
「で、その塔の置きかえをやったというのは、いったいだれなのですね。まさかあなたご自身でなすったわけじゃありますまい。」
「それは、このお手伝いさんがやったのです。この人は、ぼくの助手をつとめてくれたのですよ。」
「へえー、千代がですかい。こんなおとなしい女の子に、よくまあそんなことができましたねえ。」
主人はあっけにとられて、かわいらしい少女の顔をながめました。
「ハハハ……、千代は少女ではありませんよ。きみ、そのかつらを取ってお目にかけなさい。」
探偵が命じますと、少女はにこにこしながら、いきなり両手で頭の毛をつかんだかと思うと、それをスッポリと引きむしってしまいました。すると、その下から、ぼっちゃんがりの頭があらわれたのです。少女とばかりに思っていたのは、そのじつ、かわいらしい少年だったのです。
「みなさん、ご紹介します。これはぼくの片腕とたのむ探偵助手の小林芳雄君です。こんどの事件が成功したのは、まったく小林君のおかげです。ほめてやってください。」
明智探偵はさもじまんらしく、秘蔵弟子の小林少年をながめて、にこやかに笑うのでした。