Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
さいわい自動車の型や番号はわかっているのですから、手がかりはじゅうぶんあるわけです。
壮太郎氏は、ほとんど三十分ごとに、学校と警視庁とへ電話をかけて、その後のようすをたずねさせていましたが、一時間、二時間、三時間、時はようしゃなくたっていくのに、壮二君の消息は、いつまでもわかりませんでした。
ところが、その日のお昼すぎになって、ひとりのうすよごれた背広に鳥打ち帽の青年が、羽柴家の玄関にあらわれて、みょうなことをいいだしました。
「あたしは、おたくの運転手さんにたのまれたんですがね。運転手さんが、なんだか途中できゅうに私用ができたとかで、たのまれて自動車を運んできたのですよ。車は門の中へ入れておきましたから、しらべて受けとってほしいんですがね。」
秘書が、そのことを奥へ報告する。それっというので、主人の壮太郎氏や支配人の近藤老人が、玄関へかけだして、車をしらべてみますと、たしかに羽柴家の自動車にちがいありません。しかし、中にはだれもいないのです。壮二君はやっぱり誘かいされてしまったのです。
「おや、こんなみょうな封筒が落ちていますよ。」
近藤老人が、自動車のクッションの上から、一通の封書を拾いあげました。