Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
小林少年の「探偵七つ道具」は、そんな大きな武器ではなく、ひとまとめにして両手ににぎれるほどの小さなものばかりでしたが、その役にたつことは、けっして弁慶の七つ道具にもおとりはしなかったのです。
まず万年筆型懐中電燈。夜間の捜査事業には燈火が何よりもたいせつです。また、この懐中電燈は、ときに信号の役目をはたすこともできます。
それから、小型の万能ナイフ。これにはのこぎり、はさみ、きりなど、さまざまの刃物類が折りたたみになってついております。
それから、じょうぶな絹ひもで作ったなわばしご、これはたためば、てのひらにはいるほど小さくなってしまうのです。そのほか、やっぱり万年筆型の望遠鏡、時計、磁石、小型の手帳と鉛筆、さいぜん賊をおびやかした小型ピストルなどがおもなものでした。
いや、そのほかに、もう一つピッポちゃんのことをわすれてはなりません。懐中電燈に照らしだされたのを見ますと、それは一羽のハトでした。かわいいハトが身をちぢめて、カバンのべつの区画に、おとなしくじっとしていました。
「ピッポちゃん。きゅうくつだけれど、もう少しがまんするんだよ。こわいおじさんに見つかるとたいへんだからね。