Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

なんなら、コックの親方のほうをしらべてくださりゃ、すぐわかることです。」

「その、なんでもないコックが、どうしてこんな老人の変装をしているんだ。」

「それがね、いきなりおさえつけられて、着物を着かえさせられ、かつらをかぶせられてしまったんでさあ。あたしも、じつは、よくわけがわからないんだが、おまわりさんが、ふみこんできなすったときに、主人が、あたしの手をとって、屋根裏部屋へかけあがったのですよ。

あの部屋にはかくし戸棚があってね、そこにいろんな変装の衣装が入れてあるんです。主人はその中から、おまわりさんの洋服や、帽子などをとりだして、手早く身につけると、今まで着ていたおじいさんの着物を、あたしに着せて、いきなり、『賊をつかまえた。』とどなりながら、身動きもできないようにおさえつけてしまったんです。今から考えてみると、つまり警部さんの部下のおまわりさんが、二十面相を見つけだして、いきなりとびかかったという、お芝居をやってみせたわけですね。屋根裏部屋はうす暗いですからね。あのさわぎのさいちゅう、顔なんかわかりっこありませんや。あたしは、どうすることもできなかったんですよ。