Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme
「実は、わしはお前たちのために、あの石庫に秘密の抜け道を造っておいた。大金持ちになりたいと思うなら、そこから忍びこんで、王様の財宝を盗み出すがよい。誰も気づくはずはない」そして、石の動かし方の秘密を詳しく教えた。
二人の息子はこの遺言にしたがって、しばしば石庫に忍びこみ、多くの銀を盗み出したが、庫の扉には完全に鍵がかかったままなので、誰も疑うものはなかった。
ある時、必要があって、王様は庫の扉を開かせたが、調べてみると、多額の銀が紛失している。扉も窓も密閉されているのに、中の銀が減っているのだから、解釈のつかない不思議である。(ここに「密室トリック」の素朴な原型をみる)。それから、二度三度庫を開くたびに紛失の量が増しているので、王様は一計を案じ、人間を捕える罠を造らせて、それを庫の中に仕掛けておいた。
それとも知らぬ二人の息子は、ある晩、またしても庫に忍びこんだが、たちまち一人が罠にかかって、動けなくなった。もう一人が助け出そうと、いろいろやってみたが、どうしても罠がはずれない。そこで、罠にかかった息子はついに観念して、家名を傷つけぬために、今一人の息子に、おれの首を切って持ち帰れと命ずる。