Japanische Klassiker mit Furigana
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme
首さえなければ、犯人の鑑別がつかず、したがって兄弟や家の者に塁を及ぼさないですむという意味である。一人の息子は涙をのんで、いわれるままに首をはね、それをたずさえ、出入り口をもとの通りにしておいて、家に逃げ帰る。(すなわち「首のない死体」のトリック)
翌日、王様が庫にはいって見ると、庫には何の異常もなく、出入り口は全くないのに、盗賊の首のない死体が、罠にかかっているのを見て、驚愕する。それから、王様はまた一計を案じ、首のない死体を城の塀外につるして、番卒をして往来の人々に注意させ、身寄りの者が現われるのを待つ。すると、生き残った息子は、これに対してまた一つのトリックを使い、うまく兄弟の死体を盗み去る。王様はいよいよあきれて、今度は自分の娘、すなわち王姫を娼家に住みこませ(ヘロドトスは、これはちょっと信じられない話だがと断っている)客の一人一人に身の上話をさせて、犯人を発見しようとする。
これを聞き伝えた生き残りの息子は、わざとその娼家へ出かけ行く。ここにまた一つのトリックがある。彼は墓場の新しい死骸の腕を切り取って、ひそかにたずさえて行き、王姫の質問に対して、自分が犯人だと答える。