Japanische Klassiker mit Furigana
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しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
Lesen Sie 新宝島 (しんたからじま) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 99.590 Zeichen · 197 Bildschirme
哲雄君バンザイ。僕たちもどっさりおみやげがあるよ。きれいな小川を見つけたんだよ。つめたくてとてもおいしい水だよ。君も早く行って飲んで来るといいや。それからね、まだおみやげがあるよ。一郎君が大きな鹿を射とめたのさ」
つづけざまにしゃべりながら、おどるようにして近づいて来ましたが、焚火の前に立つと、めずらしそうに、燃えさかる木くずに見入って、又よろこびの叫声をあげるのでした。
一郎君も銃を肩にして帰って来ました。ポパイも小川の水をたらふく飲んだせいか、おそろしく元気になって、そのへんをうれしそうにかけまわっています。
読者諸君、さて、それから何がはじまったと思います? 三人の少年は、にわかにコックさんに早がわりをしたのです。一人がバケツをさげて小川へ水くみに走れば、一人は土をつんで不恰好な竃をきずき上げる。一人が大鍋にお米と水を入れてガシャガシャかきまわせば、一人は出来たばかりの竃の下へ枯枝をつみ重ねて燃やしつける。
一方では又、一郎君の射とめた鹿の肉を切りとって、それを木の枝をけずった串にさして、焚火の上であぶりはじめる。それもだまってやっているのではありません。