Japanische Klassiker mit Furigana
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しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
Lesen Sie 新宝島 (しんたからじま) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 99.590 Zeichen · 197 Bildschirme
その外まだいろいろの事があったのですが、何もかも書いていては際限がありませんので、こまかいことははぶいて一箇月のうちで一番たのしかった出来事をしるしておきましょう。
それは三人の少年と一匹の犬だけの淋しいお家に、二人の――ではありません、二匹、の新しい家族がふえたことです。その新家族というのは、一匹の可愛らしい眼鏡猿と、一羽の白い鸚鵡でした。
眼鏡猿というのは、南洋の諸島にすむ小さな可愛らしい猿で、目のふちだけが白くなっていて、ちょうど眼鏡をかけたように見えるために、眼鏡猿と名づけられたのですが、この小猿はおもに夜森の中で、コソコソと獲物をあさる、ごく臆病なおとなしいやつです。
この猿が森の中にたくさんいるのを見つけ出したのは、そういうことにかけては目の早い保君でした。どうかして一匹とらえたいものだと、たびたび森の中を歩きまわって、ひどく苦心をして、やっとのことで生虜にしたのです。猿のように木登のうまい保君は、いわば眼鏡猿なんかの親方みたいなものですから、こんなにうまく行ったのかも知れません。
鸚鵡の方は一郎君が銃でうちとったのです。うちとったといっても、からだに弾丸をあてたわけではありません。