Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うんめい
日本の文学 3 五重塔・運命
幸田 露伴
Lesen Sie 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 100.648 Zeichen · 198 Bildschirme
孝孺の宋潜渓に知らるゝや、蓋し其の釈統三篇と後正統論とを以てす。四篇の文、雄大にして荘厳、其大旨、義理の正に拠って、情勢の帰を斥け、王道を尚び、覇略を卑み、天下を全有して、海内に号令する者と雖も、其道に於てせざる者は、目して、正統の君主とすべからずとするに在り。秦や隋や王※や、晋宋・斉梁や、則天や符堅や、此皆これをして天下を有せしむる数百年に踰ゆと雖も、正統とす可からずと為す。孝孺の言に曰く、君たるに貴ぶ所の者は、豈其の天下を有するを謂わんやと。又曰く、天下を有して而も正統に比す可からざる者三、簒臣也、賊后也、夷狄也と。孝孺篇後に書して曰く、予が此文を為りてより、未だ嘗て出して以て人に示さず。人の此言を聞く者、咸予を笑して以て狂と為し、或は陰に之を詆詬す。其の然りと謂う者は、独り予が師太史公と、金華の胡公翰とのみと、夫れ正統変統の論、もとより史の為にして発すと雖も、君たるに貴ぶ所の者は豈其の天下を有するを謂わんやと為す。是の如きの論を為せるの後二十余年にして、一朝簒奪の君に面し、其の天下に誥ぐるの詔を草せんことを逼らる。嗚呼、運命遭逢も亦奇なりというべし。