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Japanische Klassiker mit Furigana

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うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Lesen Sie 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 100.648 Zeichen · 198 Bildschirme

Aozora Bunko

孝孺又嘗て筆の銘を為る。曰く、

妄に動けば 悔あり、

道は 悖る可からず。

汝 才ありと謂ふ勿れ、

後に 万世あり。

又嘗て紙の銘を為る。曰く、

之を以て言を立つ、其の道を載せんを欲す。

之を以て事を記す、其の民を利せんを欲す。

之を以て教を施す、其の義ならんを欲す。

之を以て法を制す、其の仁ならんを欲す。

此等の文、蓋し少時の為る所なり。嗚呼、運命遭逢、又何ぞ奇なるや。二十余年の後にして、筆紙前に在り。これに臨みて詔を草すれば、富貴我を遅つこと久し、これに臨みて命を拒まば、刀鋸我に加わらんこと疾し。嗚呼、正学先生、こゝに於て、成王いずくに在りやと論じ、こゝに於て筆を地に擲って哭す。父に負かず、師に負かず、天に合して人に合せず、道に同じゅうして時に同じゅうせず、凛々烈々として、屈せず撓まず、苦節伯夷を慕わんとす。壮なる哉。

帝、孝孺の一族を収め、一人を収むる毎に輙ち孝孺に示す。孝孺顧みず、乃ち之を殺す。孝孺の妻鄭氏と諸子とは、皆先ず経死す。二女逮えられて淮を過ぐる時、相与に橋より投じて死す。季弟孝友また逮えられて将に戮せられんとす。孝孺之を目して涙下りければ、流石は正学の弟なりけり、