Japanische Klassiker mit Furigana
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ちえのいちたろう
智恵の一太郎
江戸川 乱歩
Lesen Sie 智恵の一太郎 (ちえのいちたろう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 67.333 Zeichen · 134 Bildschirme
それを選鉱所で、銅をふくんでいる石と、ふくんでいない石とによりわけ、ふくんでいるものを熔鉱炉に入れてとかすという順序なのだ。
そういう鑿岩機が、山全体で、毎日、何百と働いている。工員の数も全体で何千人もいると教えられた。
僕は坑内の見学をおわると、選鉱所を見て、それから熔鉱炉の工場へと案内してもらった。遠くから見ても、大きな煙突が黄色い煙をはいているので、一目でそれとわかる。煙突の下に、いかめしい熔鉱炉がある。あまり大きいので、働いている人が小人のように見える。
選鉱所でよりわけられた鉱石は、熔鉱炉でとかされ、むだなものをとりのぞく。それから、転炉という丸い壺のような炉に入れて、もう一度とかし、残っていたむだなものをすっかりなくして、銅だけにしてしまうのだ。
鉱石から銅をとるのには、そういうふうになかなか手数がかかるけれど、銅をふくんだ金属の品物などから銅をとるのは、わけはない。そういう品物をすぐに転炉の中へ投げこめばよいのだ。
去年も今年も、鉄銅回収ということがあった。僕のうちも青銅の置物や、銅の火鉢を出したが、あの時の銅をふくんだ品物は、みんな各地の銅山でとかされ、飛行機や軍艦や、そのほかの兵器の材料に使われているのだ。