Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かきのきのあるいえ

柿の木のある家

壺井 栄

Lesen Sie 柿の木のある家 (かきのきのあるいえ) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 15.460 Zeichen · 32 Bildschirme

Aozora Bunko

これは赤ちゃんのお祝いにあげるの。でないと、だんだん大きくなって、一つのおふとんにねられなくなるじゃないの。」

三太郎おばさんにとりなされて、洋一はやっと安心したのですが、しかし、ゆだんをすると、三太郎おじさんは、洋一のるすのまに赤ん坊をつれてゆきそうに思えてなりませんでした。それよりも、もっと心配なことは、おじさんがつれてゆかなくても、新之助はおじさんとこへ、くれてやられそうな気がしてならないのです。日が立つにつれて、その心配はこくなりました。いつか、「どうせツネ子はもう子供もできないらしいから、一人はやらにゃなるまい」といったおばあさんの言葉を考えても、それから、まだ何にもいいはしないけれど、お母さんの顔つきをみても、なにかしら、大人たちのあいだには、洋一の知らないうちに、そんな約束が出来ていそうな気がするのです。それはもう、赤ん坊の生れた次の日あたりから、そんなけはいがしていました。それに、新之助という名前をつけたのも、三太郎おじさんなのです。ふしぎなめぐり合せで、赤ん坊の誕生日は、おじいさんの命日と同じ日だったので、新造というおじいさんの名前から一字をもらいました。