Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
きゅうこんさんじゅうし
求婚三銃士
佐々木 邦
Lesen Sie 求婚三銃士 (きゅうこんさんじゅうし) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.326 Zeichen · 330 Bildschirme
「お父さんやお母さんがお相手をして下さいましょう」
「しかし僕が帰る時、丁度お客さまが見えたようでした」
「それじゃ私、もう失礼させて戴きますわ」
「いや、構いませんよ」
「でも……」
「大丈夫です。カフェーで女給を待つ要領ですから、幾らでも辛抱します」
「…………」
「御心配ございませんわ。お母さんにチャンと申上げて、お許しを受けて参ったんですから」
と丸尾夫人は佳子さんを寛がせることに努めた。
「吉川さん」
「はあ」
「伺いますが、カフェーの女給を待つ要領って、何方の要領でございますか?」
「安達君と瀬戸君の要領です」
「そう仰有いましたの? お二人が」
「さあ」
「あなたの御想像?」
「はあ」
「それじゃあなたの御要領でございましょう?」
と佳子さんは突っ込んだ。斯う遠慮のないところを見ると、二人の間の交渉は安達君の推測以上に発展している。安達君は三越で一遍顔を合せて会釈して貰ったのを至上の光栄と思っているのだから甘い。
「参りましたな、これは」
「カフェーの女給さんそのものとしては無論結構でございましょうけれど」
「いや、結構じゃありません」
「しかし私には私の趣味がありますから、私と女給さんの間を聯想で結びつけてなんか戴きたくありませんの」