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Japanische Klassiker mit Furigana

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きゅうこんさんじゅうし

求婚三銃士

佐々木 邦

Lesen Sie 求婚三銃士 (きゅうこんさんじゅうし) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.326 Zeichen · 330 Bildschirme

Aozora Bunko

相応の成績

序に夫婦同志で機会を利用して上げましたわよ」

「何です? 馬鹿々々しい」

「オホヽヽヽ」

「僕は真面目になって御相談申上げているんです」

「相済みません。オホヽ」

「しかし奥さんは矢っ張り違います。御交際がお広い上にお考えがお新しいです。そのクリスマスは是非お取計らいを願います」

「承知致しました。未だ/\ございますよ。よく考えて見て、年末年頭の番組を拵えて置きましょう」

と丸尾夫人は何処までも軍師として策動してくれる。

相応の成績

最初から押され気味の安達君は兎角自信がない。形勢が好いと思って喜ぶと、もう一方瀬戸君なり吉川君なりがその上を越している。瀬戸君の失脚は大きい寛ぎだったけれど、自分の運命の前駆のようにも考えられる。銀座への同伴を大躍進の積りで大谷夫人に誇ったら、吉川君はその直後に奇襲訪問の光栄を先取していたのである。大谷夫人も偵察が能く届く。

「些っとも悲観なさるには及びませんよ。何れは丸尾の奥さんに利息をつけてお返し申上げるんですから」

と言って激励してくれた。

「万一見込がないようなら、僕は今の中に諦めます」

「気が弱いのね、あなたは」

「瀬戸君さえいけなかったんですから、考えさせられます」