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Japanische Klassiker mit Furigana

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きゅうこんさんじゅうし

求婚三銃士

佐々木 邦

Lesen Sie 求婚三銃士 (きゅうこんさんじゅうし) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.326 Zeichen · 330 Bildschirme

Aozora Bunko

漫談でございます」

「ゴシップじゃございません?」

「それも多少」

「オホヽヽヽ。お仲間入りをさせて戴きましょうか?」

「何うぞ」

と二人は無論表面は善隣だ。大した根柢はないのだから、会って話す時は好意が溢れる。必ずしもお芝居でない。

橋本夫人が取り持ちに努めた。二人の関係を薄々覚っている。この人はもう五十を越しているから、競争意識がない。

「丁度宜しゅうございました。お二方とも何うぞ御ゆっくり」

「私は先刻からも大分お饒舌を申上げましたから……」

「未だお宜しゅうございましょう」

「残念ですけれど、実はこれから官邸の方にお約束がございますから」

「引っ張り凧ね、彼方此方で」

「何う致しまして。お人好しですから、調法がられるんでございましょう」

「花形役者よ。お若くてお綺麗で」

「飛んだことでございますわ」

「精々御活動をなさいませ」

「雑魚の魚交りと申しましょうか、次官さんや局長さんの奥さま方と御一緒ですから、気骨が折れて困りますわ」

「その代りそれ丈けのことがございましょう。内助の功をお立てになるんですから」

「内妨ですって、私は。主人がそう申して諢いますの」

「何故でございますか?」