Japanische Klassiker mit Furigana
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ほうそうやわ
法窓夜話
穂積 陳重
Lesen Sie 法窓夜話 (ほうそうやわ) von 穂積 陳重 (ほづみのぶしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 136.325 Zeichen · 264 Bildschirme
そこで、裁判は結局無期延期ということになった。
このように、動植物または無生物に対して訴訟を起し、あるいはこれを刑罰に処するというのは、甚だ児戯に類したことのようであるけれども、害を加えた物に対して快くない感情を惹起すのは人の情であって、殊に未開人民は復讐の情が熾であるから、木石を笞って僅に余憤を洩す類のことは尠なくない。して見れば、未開の社会に無生物動植物を罰する法があったとて、強ち怪しむには足るまい。
子のあたま、ぶった柱へ尻をやり
という川柳があるが、この法の精神を説明し得たものといってもよかろう。
刑罰を正義の実現であるとする絶対主義は、非常に高尚な理論で、目をもって目に報い、歯をもって歯に報ゆる復讐主義は、甚だ野蛮の思想であるかの如く説く学者も多いが、元来絶対主義論者が信賞必罰は正義の要求であるとするのも、復讐主義において害を加えたる木石禽獣または人類に反害を加えて満足するのも、畢竟同じ心的作用即ち人類の種族保存性から来ているのである。この二主義が同一系統に属するものであるという事は、絶対主義の主唱者とも言うべきカントが、刑法は無上命令(Categorischer Imperativ)なりと言い、たとい国を解散すべき時期に達したとしても、在監中の罪人はことごとく罰せねばならぬと論じ、同時にまた刑罰