Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
Lesen Sie 渡良瀬川 (わたらせがわ) von 大鹿 卓 (おおしかたく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 280.528 Zeichen · 557 Bildschirme
何故に今日まで停止しないでいるか。なにか答弁ができるつもりでいるのか。それとも地方の無頼漢あるいは郡吏等を頼んで拇印を取れば、それですんだと思っているのか。――被害民を悉く欺きおおせても、そんなことは国家が承知しない。国家は人民の権利をどこまでも保護するのである。政府が保護しなければわれわれが保護するのである」
正造は一段と声をはげまして叱※(「口+它」、第3水準1-14-88)し終ると、次に憲法と鉱業事件の条文をあげて、二時間余にわたる長広舌の質問を結び、最後に、
「皆様に長く御迷惑を掛けましたことを御詫び致します」
正造は、壇上で黙祷でもするように敬虔に頭を下げると、倉皇と風呂敷包を直して、大事そうにそれを抱えて壇を下りた。
一日隔いて二月二十八日、神田美土代町の基督教青年会館で、帝都における最初の鉱毒事件演説会が開かれた。当時は演説会といえば政談演説会に限られ、社会問題を主題としたものは珍しかった。だが、被害地ではすでに、しばしば正造が鉱毒演説会を開いて農民の覚醒に努めて来た。これを一つ東京で開いて満都の同情に訴えようという発案であった。会場は丹羽清次郎の好意で無料で借りられた。