Japanische Klassiker mit Furigana
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
Lesen Sie 渡良瀬川 (わたらせがわ) von 大鹿 卓 (おおしかたく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 280.528 Zeichen · 557 Bildschirme
やがて通告の順によって反対演説がすすめられたが、その進行中に突然三日間停会の勅書が下った。
八日には大出喜平、谷元八の二人が出獄して上京したので、芝浦の塩の湯へ伴って談笑した。
「租税を多くしぼるのは人民の膏血を吸うものだ。例えば蚊や蜂のようなもので人民の感情を刺戟するから、人民が怒ってこれを打殺すだろう。これに較べると、八方美人の悪弊は同じ血を吸うのでも肺病の方だ。他人が忠告しても本人は恬としている」伊藤を諷してそういったが、そのあとで正造は、はっきり「来る十日に、増税案のために議会は解散だろう」と予言した。果して十日は劈頭から議場が沸騰し、自由党が去就を決して、進歩党と足並をそろえたために、増税案は絶対多数をもって否決されたが、その夜解散の詔勅が下った。
すでに自由、進歩両党のあいだに接近の気運は熟していた。ただ、両党にはそれぞれ多年の伝統があり、ことごとに憎悪反目してきた感情の抜きがたいものがあって、表面の運動となるのにいろいろと障礙があった。だが、形勢は急転直下の動きを見せ、十六日には中村楼に両党その他同志の懇談会が催されて、大隈や板垣もこれに参会した。