Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lesen Sie 火星兵団 (かせいへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 307.889 Zeichen · 618 Bildschirme
いや、よくわかりました。これはどうも、わたしがのぼせ上っていて大失敗をしました。あははは」
と、先生は師の前で頭をかいたことであった。
博士と新田先生とは、穴から外へ出た。外は、まっくらであった。
「おい、新田。ちょうどいい。いっしょに下の方へ下りていってみよう。赤羽橋あたりへ出れば、火星人に出会うかも知れない」
「はい」
先生は、博士と並んで歩き出した。月が空にかかっていて、二人の影を地上にはっきりうつした。
また別の方からは、モロー彗星が強い光を放って、二人に別の影をつけていた。先生は、火星人そっくりの自分の姿を見て、苦笑いをした。
54 危機せまる
ガスピストルを持っての初試験だ。
蟻田博士と新田先生とは、火星兵団の者そっくりの姿をして、深夜の町をそろそろと赤羽橋の方へ歩いていった。
町は、死んだように静かであった。
「博士、町は、たいへん静かですよ。この様子では、火星人は、引上げていったのかも知れません」
「そうだなあ、ちと静かすぎるのう」
博士と先生とは、そんなことを言いながら芝公園の横をぬけ、電灯がぽつんとついている赤羽橋の方へ足を向けたのであった。