Japanische Klassiker mit Furigana
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かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lesen Sie 火星兵団 (かせいへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 307.889 Zeichen · 618 Bildschirme
「ほんとですね。あれは、たしかに、火星兵です」
「君にも、そう見えるだろう。さあ、これから、われわれは、どうしてあの火星兵をやっつけるかという問題だが……」
「先生、ガス砲弾を、あの火星兵に、ぶっつけてやればいいではありませんか。手榴弾をなげつけるような工合にねえ」
「さあ、そいつは、どうかな。手榴弾をなげつけるようにはいくまい。なにしろ、ガス砲というやつは、外を飛んでいるやつをうつには都合がいいが、こうして、敵が艇内にいるのでは、ガス砲の向けようがない。どうも工合がわるいね」
先生と千二が、顔をよせて、そんなことを言っているとき、いきなり、扉があいて、蟻田博士が顔を出した。
「お前たち、そこでなにをしているのか。一体、どうしたわけじゃ」
と、博士は聞いた。
先生と千二とは、困ってしまった。
なにしろ、だしぬけに扉があいたものだから……。
先生は、もう仕方がないと、かくごして、
「博士。私たちが、ここでなにをしていたかというよりも、博士、あなたこそ、その部屋で、なにをしておられたのですか。あそこにいる二人の火星兵は、一体どうして、ここへはいって来たのですか」