Japanische Klassiker mit Furigana
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かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lesen Sie 火星兵団 (かせいへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 307.889 Zeichen · 618 Bildschirme
「丸木さん、それはよくない考えだよ。きっと、今に自分で自分がわるかったと、さとるときが来るだろう。僕は、ほんとうの力もないのに、からいばりをしたり、むちゃをする者は大きらいだ」
「なにを。千二、なまいきな口をきくと、ただではおかないぞ」
そう言っているとき、はるかのかなたから、ごうごうと大きな音が近づいて来た。
丸木兵団長は、その音を聞きつけると、とびあがってよろこんだ。
「ああ、来たぞ。地底戦車隊だ。さあ今にみろ。ロロ公爵も、元の王子も、これで灰になって空へまいあがるだろう。どりゃ、一つゆるゆる見物するかな」
と丸木は、にやりと笑って、ペペ山の方にむきなおった。
71 硝煙の岡
千二少年は、ペペ山がこれからどうなるかについて、しんぱいであった。
しかし、丸木のようすを見ていると、丸木はペペ山の爆破に夢中になっていて、千二のいることをわすれている。
(あ、今だ。にげだすのは……)
ペペ山のこともしんぱいだが、千二は、早く蟻田博士や新田先生のもとへ、かえりたかった。それで千二は、丸木のすきをうかがって、そこをにげだした。
にげだしたはいいが、どっちの方へいっていいのか、わけがわからなかった。